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ゴムには配合がつきもの

ゴムには配合がつきもの

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いままで、ゴムの特徴を色々と書いてきました。
・熱硬化。
・ゴム弾性。
・プラスチックとの違い。
・耐熱に関する考え方。

そして、ゴムらしい特徴としてあげておく必要がある、特徴を思いつきました。

それは、、、、
「ゴムには配合がある!」

正確には配合はゴムだけのものではないのですが、ゴムには配合が必須です。
では、配合とは?

goo国語辞典によると
【配合】
・二つ以上のものを組み合わせること。混ぜ合わせること。

また、私の虎の巻、ポリマー辞典によると配合という言葉が
あまりに一般的な言葉であるためか、そのままの言葉では掲載がありませんでした。
一番近いところでは
【配合ゴム(compounded rubber)】
・原料ゴムに各種の配合剤を混合したもので、一般的には未加硫状態のものをいう。

たしかに配合という言葉は薬なんかでよく使用される言葉です。
実際、私たちが調合とかでも使う意味に近いのでしょうか?

プラスチックなどは単一物質として原料がそのまま使用できる場合がほとんどですが、
ゴムは違います。
ゴムの中心的な物質であるゴムポリマーでも、メーカーから出荷された状態の物体ではゴム弾性も強度もない、ただの中途半端にから柔らかい物質です。
よって、そのゴムポリマーを熱硬化反応によって、ゴム弾性を得るための薬品が必要です。
また目的の強度を得るために補強材の添加が必要ですし、目的の硬度を得るために
充填材など硬度アップ要因の素材とオイルなど硬度ダウンの素材の組み合わせで調整する必要があります。
以上のように、ゴムがゴムとして成立するためには。ゴムの本質であるポリマーだけではなく、必ず複数の材料を混合した複合体であることが必要なのです。
そして、それを均等に分散する様に混ぜる工程が必要です。
それが”練り”または”混錬”と言われる工程です。

この辺りも何となく、関西の粉もんに似ています。
お好み焼きも出汁に小麦粉、卵、それにキャベツの千切り、天かす、乾燥エビ、イカ天大王etc・・・いろんなものを混ぜて、鉄板の上で熱をかけて、硬化させます。

そういや、お好み焼きもゴムも、固まる前の状態のものは”生地”っていうなぁ・・・・

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